肛門外科
痔でお悩みの方へ
痔とは症状の有無、重症度の有無の個人差はありますが、すべての人間が有しているもの です。一般的に日本人の成人の3人に1人は痔に悩んでいるといわれています。
あなたの痔はどのタイプ?診療方法と肛門科診療のタイミング
痔のタイプは痔核(いわゆるいぼ痔)、裂肛(いわゆる切れ痔)、痔ろう(いわゆるあな痔)の3つに大別できます。
どのタイプの痔でも適切な診断をうけ適切な治療を早期に行えば治癒します。
したがって痔の症状を認める方は自己判断で治療せず、医療機関を受診し適切な治療を受ける必要があります。
その場合はかならず肛門科を受診してください。
痔核の治療について
痔核の治療は、手術しないで治す「保存療法」と、外科手術があります。
詳しくはこちら当院の【日帰りでできる痔の手術】
従来の痔核治療の基本は手術治療です。
しかし、患者様のなかには、肛門にメスをいれることなく治療することが可能な患者様がおられます。
そこで、当院では2007年よりジオン注硬化療法を導入いたしました。
また、諸事情により入院できない方、あるいは入院を希望されない方のため、当院では局所麻酔、局所麻酔+静脈麻酔併用もしくは腰椎麻酔を使用して、日帰り手術を行っています。
詳しくはこちら女医による診療を受けることができます
肛門外来を担当する野田です
私は大阪大学を卒業後、消化器外科医として大阪大学医学部附属病院、大阪労災病院、大阪警察病院などで主に癌の治療に従事しておりました。
働くうちに、癌の治療を志す医師は多く、命に関わるために癌の治療の研究は進んでいる一方で、肛門疾患のために日常生活でかなり辛い思いをしている患者さんも多いのに、肛門疾患を専門とする医師が少ないことに気付きました。
また、「癌だったら男性の先生でも気にせず治療を受けるけど、悪い病気でもないのに、男性の先生にお尻を見られるのは恥ずかしい」という意見も伺うことがありました。
そこで縁あって肛門外科の巨匠、岡空達夫先生と齋藤徹先生の下で学ぶ機会を得て、肛門疾患専門に転向いたしました。転向後は、大阪中央病院や大阪北逓信病院の肛門外科で勤務しておりました。
肛門疾患を専門とする女性医師が不足している上、対応できる病院も少ない中、当院は以前から肛門疾患にも尽力されていました。このたび、濱中院長が大阪大学第一外科の先輩であり、研修医時代に指導を受けたご縁で、当院で肛門外来を担当させて頂けることになりました。
少しでも皆様のお役に立てるように努めて参ります。
【野田医師診療日】
<月/金曜日> ・10:30~ 外来(再診) ・11:00~12:00 手術 ・12:30~14:30 外来(初診および再診)