平成31年度(令和元年)治療成績および検査成績
診療実績と統計平成31年1月1日より令和1年12月31日までの1年間当院で施行した日帰り手術は667例でした。
その日帰り手術の内訳は、
- 内痔核手術・脱肛手術は260例
- 痔ろう根治手術は106例(単純痔ろう17例、複雑痔ろう89例)
- 肛門周囲膿瘍切開術は92例
- 肛門狭窄形成術(SSG)は17例
- 慢性裂肛根治手術は15例
- 直腸脱根治術は2例
- 痔核血栓除去術は49例
- 肛門ポリープ切除術は11例
- 直腸ポリープ切除術は3例
- 肛門尖圭コンジローマ焼灼術は8例
他104例でありました。
特に内痔核・脱肛手術の内訳は、従来の根治手術(LE)が38例で、ALTA療法単独(ジオン注硬化療法)が118例、ALTA療法+LE併用術が104例とALTA療法の適応範囲が広がってきています。
一方外来検査では内視鏡検査や超音波検査を積極的に行っています。
昨年1年間で施行した経鼻胃内視鏡検査は558例、大腸内視鏡検査は294例でした。
特に当院では有症状受診(下血や排便時出血)の方が多いため、内視鏡でのポリープや大腸癌の発見率は非常に高い傾向にありました。
排便時出血が痔疾患であろうと思われても、中高年のかたは一度大腸内視鏡検査を受けるべきであると思われます。
また日帰りで大腸ポリープに対し内視鏡下ポリペクトミーを112例行いました。
また超音波検査では腹部超音波検査は397例施行されました。