【院長ブログ】急な発熱について

急な発熱について

急な高熱はクリニック治療を

くしゃみ・鼻水・咳・のどの痛み・発熱・倦怠感などの症状が見られる場合は、すべてまとめて「風邪症候群」と呼ばれています。急性鼻炎、咽頭炎、気管支炎などの総称ともいえます。風邪症候群の80%は、ウィルス感染によるものですが、インフルエンザ感染や溶連菌感染が原因である場合もあります。

特に急な高熱を伴う場合は、クリニックでの検査をしましょう。

  • 風邪症候群

原因:ライノウィルス・コロナウィルス・アドノウィルスなど

発熱:緩徐・平熱~37℃

主な症状:咽頭痛・鼻汁・咳

合併症:ほとんどないなど

 

  • インフルエンザ

原因:インフルエンザウィルス

発熱:急激・39℃~40℃

主な症状:全身倦怠感・食欲不振・関節痛・筋肉痛・頭痛

合併症:気管支炎・肺炎・脳症など

インフルエンザについて

インフルエンザの検査

インフルエンザの検査は、鼻の中や咽頭を綿棒でぬぐって行います。38℃以上の熱が出てから、12時間以上48時間以内の実施が最も正確であるといわれています。15分~20分ほどでインフルエンザ感染の有無及びA型とB型を評価することができます。

インフルエンザの治療

インフルエンザ発症後、48時間以内に抗ウィルス薬(ウィルスの増殖を抑える薬)を服用することで、発熱期間が1~2日短縮できると認められています。

  • タミフル(内服薬)

A型インフルエンザ及びB型インフルエンザに有効な抗ウィルス薬です。粉薬とカプセルがあり、1歳以上のお子様から使用できますが、9歳未満は使用できるが、使用した場合に異常行動の恐れがあることをご家族に説明をすることとされています。

 

  • リレンザ(吸入薬)

A型インフルエンザ・B型インフルエンザの両方に有効な抗ウィルス薬です。5歳以上の上手に吸入ができるお子様から使用できます。ご自宅でパウダー状の薬を口から吸入する薬です。

 

  • イビナル(吸入薬)

A型インフルエンザ・B型インフルエンザの両方に有効な抗ウィルス薬です。5歳以上の上手に吸入ができるお子様から使用でき、1回の吸入でインフルエンザ治療が終了します。
・10歳未満  1容器(2吸入が1回分)
・10歳以上  2容器(4吸入が1回分)

 

 

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