平成27年度の治療実績および検査成績
診療実績と統計平成27年1月1日より平成27年12月31日までの1年間当院で施行した肛門手術および検査成績を報告いたします。
昨年1年間で施行した日帰り肛門疾患手術は522例でした。
その日帰り手術の内訳は
- 内痔核手術・脱肛手術;227例
- 痔ろう根治手術;105例 (単純痔ろう77例、複雑痔ろう28例)
- 肛門周囲膿瘍切開術;86例
- 肛門狭窄形成術(SSG)13例
- 慢性裂肛根治手術;9例
- 直腸脱根治術;0例
- 痔核血栓除去術;52例
- 肛門ポリープ切除術;14例
- 直腸ポリープ切除術;0例
- 尖圭コンジローマ焼灼術;8例
- 他8例
でありました。
特に内痔核・脱肛手術の内訳は、従来の根治手術(LE)が63例、ALTA療法単独(ジオン注硬化療法)が99例、ALTA療法+LE併用術が65例でありALTA療法の適応範囲が広がってきています。
また低侵襲かつ日帰り手術をモットーに麻酔方法は、局所麻酔および静脈麻酔+局所麻酔および腰椎麻酔(ペンシルポイント針を用いています)にて個別に対応しています。
一方外来検査では内視鏡検査や超音波検査を積極的に行っており、昨年1年間で施行した 経鼻胃内視鏡検査は410例、 大腸内視鏡検査は209例でした。
また超音波検査では腹部超音波検査は343例、乳腺超音波検査・甲状腺および体表超音波検査は56例施行でした。
今後とも泉州地域の肛門疾患・消化器疾患の診断治療に貢献すべく精進していきますので、諸先生方にはご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
平成26年6月9日 浜中医院 濱中雄幸