【院長ブログ】腎不全の初期症状

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むくみは腎臓病のサイン!?

腎臓の病気は初期症状がわかりにくいことが多いですが、「むくみ」や「血尿」は比較的気づきやすい症状です。腎臓病の初期症状のひとつとして、足や手、顔などが腫れぼったくなる「むくみ(浮腫)」が見られます。

腎臓は血液をろ過して不要な水分や老廃物を排出する働きを持っています。しかし、腎機能が低下すると血液が十分にろ過されず、体に余分な水分や塩分が溜まることでむくみが起こります。むくみの原因として、急性腎炎、慢性腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全などの病気が疑われることがあります。

むくみはどうして起こるのか?

人間の体の約60%は水分で構成されており、その一部は血液や細胞間の隙間に存在します。通常は体の水分バランスが保たれていますが、腎臓や血管の異常により、細胞の間に水分が過剰に溜まるとむくみが生じます。

特に、腎臓の機能が低下すると、血液中のたんぱく質が減少し、血管内の浸透圧が低下。これにより血管内の水分が外へ流れ出し、むくみが発生します。また、腎臓の糸球体に異常が起きると、血管から水分が漏れやすくなり、むくみの原因になります。

腎臓病が原因でむくみが起こる病気

むくみを引き起こす腎臓病には、以下のようなものがあります。

ネフローゼ症候群

大量のたんぱく質が尿に漏れ出し、血液中のたんぱく質が減少。その結果、血管内の水分が外に流れ、むくみが起こります。

急性糸球体腎炎

腎臓が炎症を起こし、尿を作る能力が低下。余分な水分が排泄されず、体内に溜まりむくみが生じます。

慢性腎臓病(CKD)

腎機能が徐々に低下し、体の水分調節がうまくいかなくなることで、むくみが出やすくなります。

むくみはどうやってチェックする?

日常のむくみと病的なむくみを見分けるポイントを紹介します。

指で押してへこみが残るか確認

すねの部分を指で押し、へこみが戻りにくい場合は注意が必要です。

むくみが朝も続くか確認

通常のむくみは休息をとると改善しますが、腎臓病由来のむくみは朝も消えません。

体重の急激な増加

体内に水分が溜まると体重が短期間で増加することがあります。

腎臓病のサイン:「血尿」と「たんぱく尿」

腎臓の異常は「血尿」や「たんぱく尿」としても現れます。

血尿

尿に血が混じる状態。肉眼で確認できる「肉眼的血尿」と、顕微鏡でしか分からない「微少血尿」があります。

たんぱく尿

尿にたんぱく質が漏れ出る状態。尿が泡立つ、色が赤褐色になるなどの変化で気づくことがあります。

血尿やたんぱく尿が続く場合、慢性腎炎や糖尿病性腎症などの腎臓病が疑われるため、検査を受けることが大切です。

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